学科試験

       学科試験の概要を説明しています。実際に申請する場合には、下記以外にも
       必要になるものがあります。その他についても、あくまでも参考用です。


 (1) 申請先・実施月
    学科試験申請先  東京航空局保安部運用課検査乗員係
    学科試験申請用紙一式(第19号様式)   360円+税
    技能証明申請書(学科試験)
    納付書(5,600円相当の収入印紙を貼付)

    受験するための必要資格等の制限は全くありません。誰でも自由に受験できます。
    試験は、5科目について行われます。
    試験日は1日で終了します。(9:00〜14:00)
    試験の最中に机の上に出せるものは、筆記用具、小刀、消しゴムのみです。
    航法の試験のみ航法計算盤を使用します。(各自用意)

    試験は毎年3回(3月、8月、11月)実施されます。
    3月、8月は千歳でも実施されますが、試験場所はその都度確認が必要です。
         3月 千歳、東京他
         8月 千歳、東京他
        11月  −  東京、大阪のみ 

試験科目 気象 工学 法規 通信 航法
試験時間 40分 40分 40分 40分 60分


    不合格になった科目がある場合は、次回はその科目のみ受験することができます。
    ただし、1年以内に全科目に合格しないと、試験の合格にはなりません。
    学科試験合格の有効期間は2年間ですので、この期間内に実地試験に合格しないと、あら
    ためて学科試験を受け直すことが必要になります。

 (2) 航法計算盤について
    航法の試験では、航法計算盤を使用する問題が出されます。航法計算盤はその名のとおり
    計算尺(アナログ)ですので、電卓のようにはいきません。
    精度の高い計算ができるよう、操作に習熟しておく必要があります。

 (3) 参考書
    平成13年8月に新制度に変わる前は、試験問題用紙の持ち帰りは厳禁されていました。
    そのため、過去の試験問題を研究することができず、学科試験の出題範囲や難易度を
    しぼりこめないために、広範囲に勉強する必要がありました。
    現在は、次のような本が発売されていますので、大変参考になると思います。
    学科試験勉強用の専門書は、航空図書出版会社(鳳文書林出版販売など)から多数発売
    されています。

新・学科試験スタディガイド(改訂版)
編集/発行 (社)日本航空機操縦士協会
A4版 定価: 2,500円(税込)

(最新版)
2015年版・学科試験スタディガイド
編集/発行 (社)日本航空機操縦士協会
A4版 定価: 5,400円(税込) 

操縦士技能証明学科試験が平成13年度8月期試験から、新しい制度に変
わりました。大きな変更点は、学科試験の出題範囲が科目毎に詳細に公表
されたことであり、学科試験終了後試験問題用紙の持ち帰りが許されること
です。
本書は、その公表された出題範囲すなわち「学科試験シラバス」を全文掲載
すると同時に、そのシラバスに基づく試験問題の例題を作成し、解答を付して
問題毎に解説をつけたものです。
収録問題数 1,900問

航空図書出版会社のリンク

鳳文書林出版販売(株)
日本航空技術協会
日本航空機操縦士協会
電気通信振興会
航空交通管制協会
イカロス出版(株)