トラフィック・パターン(場周経路)航空機が飛行場に着陸しようとする場合は、まず場周経路のダウンウィンドに入り、その後場周経路上を飛行して着陸します。ただし、管制官の許可を得て直接、ベースやファイナルコースに入ることもあります。 飛行場から出発する場合は、原則としてクロスウィンドの中間点から外側方向に45度の角度で離脱します。ただし、管制官の許可を得て違う離脱方法をとることもできます。 丘珠飛行場には、ヘリコプター用を含めて複数の場周経路が設定されていますが、小型機が飛行する場周経路はE−1(イースト・ワン)のみで、北風の場合は右回り(時計回り)、南風の場合は左回り(反時計回り)で飛行します。 小型機で連続して離着陸訓練(Touch & Go 訓練)をする場合は、場周経路を周回します。 離着陸訓練をしていると、出発機や着陸機があると間隔調整のため、管制塔から「ダウンウィンドを延ばせ」とか「ダウンウィンドで外側に1回旋回(標準旋回)せよ」とか色々云ってきます。 また、空港が混んでくると管制官と航空機の交信が頻繁になり、酷いときは殆ど話し中の状態になるため、自機から管制塔に許可を求めたり、位置報告ができず、イライラすることもあります。 それでは、丘珠空港のE−1場周経路をご紹介します。 ダウンウィンドの位置は、ペケレット沼とモエレ沼公園を結んだ線になります。それから、清掃工場がダウンウィンドに入る場合に良い目標になります。 離陸する場合は、高度が150m(500フィート)になった時点で旋回してダウンウィンドに向かいます。従って、出発側の場周経路は下図より短くなります。 |