2.飛行援助センター(FSC) Flight Service Center
VFRで飛行する小型機を対象にした飛行援助を実施する航空局の機関です。
主として飛行中の航空機にVHF無線電話により気象状態及び飛行場、航空保安施設等の運用状態の変化に関する最新の情報を提供するとともに、航空機からの異常気象等に関する報告を受けて他機及び気象機関へ提供するほか、VFR機の飛行の安全に必要な情報を提供しています。
この他に、航空機側から各種の連絡を受けて、必要な措置を行います。
離陸時刻の連絡 → (フライトプランのオープン)
着陸時刻の連絡 → (フライトプランのクローズ)
飛行計画の変更手続き依頼 → (フライトプラン変更手続き、関係機関への連絡)
飛行状態・飛行位置の通報 → (関係機関への連絡)
その他飛行に必要な情報の照会
交信用アンテナ施設は、横津岳(函館)、丘珠(札幌)、旭川、帯広、釧路の5ヶ所に設置されています。
呼出周波数はそれぞれ違いますが、コールサインは「ニュー・チトセ・インフォメーション」です。
(航空局 パンフレットから転載) FSCとは 地上通信施設及び対空通信施設を一元的に運用し、航空機の運航を迅速かつ効率的に援助する業務を実施する機関をいいます。 ○全国8の拠点空港にFSCを設置します。 ○管制情報官と管制通信官を統合した新たな管制運航情報官を導入し、一元的に業務を実施します。 ○シームレスな運航監視及び情報提供等の運航援助を24時間体制で実施します。 ○当該空港の現行業務に加え、航空路情報提供業務及び他飛行場援助業務を実施します。 ○航空需要の増大、運航形態の多様化に対応するとともに、ユーザーニーズに即応する業務実施体制を目指します。 |
(航空局 パンフレットから転載) FSCの目的は・・・・運航援助の充実です 運航に必要な情報の充実 航空機の運航に必要な情報を、窓口、電話等に加え、対空通信により提供し、「いつでも、どこからでも」情報入手が可能となります。 運航監視及び捜索救難調整等の充実 飛行する航空機を対象に、シームレスな動静把握を実施し、運航監視体制の向上、より迅速な捜索救難調整業務を実現します。 RAG空港の援助体制の拡充 運用時間外のフライトがある場合は、迅速に対応します。 (以下省略) (注) リモート空港(RAG空港)とは、日本の空港のうち、交通量が少ないため航空管制官並びに航空管制運航情報官が配置されていない空港をいいます。 全国8か所の空港にある飛行援助センター(FSC)に勤務する管制運航情報官が無線で交通情報、気象情報を提供し、飛行情報業務を行い、緊急時には警急業務を実施します。 北海道のRAG空港: 紋別空港、利尻空港、奥尻空港 |